ブランクのある介護士が復職するには
介護職の需要は高い!ブランクがあっても復職できる!
保育業界と共に人材不足に悩む業界として介護業界があげられます。
慢性的な人材不足は超高齢化が進む中、この先さらに深刻化するでしょう。
公益財団法人介護労働安定センターのデータによると、従業員不足を感じている事業所は実に7割近くに上っています。
介護業務のブランクがある人の復帰について、経験者、資格者は歓迎されますし、どの事業所も必要としている状態です。
介護のスキルや知識を活かし、介護職への復帰を考えるとき、復職前にしておくべきこと、また履歴書対策など理解しておきましょう。
ブランクありで介護職に復帰する方がやっておくべきこととは
介護職として業務していた当時、使っていたメモなどがあれば見直してみます。
介護の仕事から離れていたことで忘れていた細かなポイントを思い出すきっかけになりますし、当時はこうだったな、こういう風に業務していたなと感覚を思い出すでしょう。
ブランクが長い人は当時働いていた時とは違い法令が変わっていることもあります。
介護に関しては法令が変わりやすいため、今現在、復職する時点の法令を理解することが重要です。
法令のほか、新しい介護のサービスなど、インターネットや書籍から調べチェックします。
さらに日々、子育てや別の業務で体を動かしていたとしても、介護となると体の使い方も変わるので、体力づくりも必須です。
ブランク中、専業主婦だった人はなおさら、体力づくりもせずいきなり現場に復帰し、疲れ切ってしまい継続できないこともあります。
何もしていなかった方はウォーキングから始め、ジョギング、ジムでのトレーニングなど、体力づくりを始めましょう。
トレーニングによって現場に復帰するんだというモチベーションも高まります。
介護職復帰の履歴書対策は職歴と志望動機
介護職に復帰する場合も、履歴書を提出しますが、この際、手書きで書くなら丁寧にしっかりと書くようにします。
特に職歴は省略することなく、事業所名、担当業務のほか、事業所の規模を知らせるため、( )書きで従業員数、入所数など補足しておきましょう。
志望動機はブランクから復職するに至った気持ち、やる気などを伝えます。
履歴書の志望動機欄は狭いため、端的にポジティブに書くことも重要です。
例えば「数年実母の介護を行い改めて介護の業務を学びなおしたいと感じた」「別の仕事を経験し介護職の魅力を再認識した」など、ブランクがあっても介護の仕事をしたいと高い志を持っていることを伝えます。
志望動機書を別に提出することも多くなっていますが、履歴書の志望動機欄も空欄にしないよう、前向きな言葉でわかりやすく丁寧に書きましょう。