ブランクのある保育士が復職するには
ブランクがあっても保育士として復職できるのか?
地方に行くと保育園に入るのが大変というところも少なくなりますが、都市部では保育士不足で保育園に入園することが難しい待機児童が多い状態です。
その中で、保育士資格を保有していながら保育園に務めていない保育士の掘り出しがすすめられています。
全国には120万人くらいの保育士資格保有者がいるといわれていますが、保育園で働いている人は40万人ほどです。
残りの80万人は保育士資格を持っていても、保育園に勤務していない状態となっています。
ブランクのある保育士であっても求人の需要は非常に高く、復職できる可能性はかなり高いのです。
結婚、出産、育児などで保育現場から離れていた方も、積極的に求職活動すれば他の業種よりもずっと復職しやすいと考えられます。
復職する前に保育士がしておくべきことは?
保育士として復職する前に、働きはじめてからつらいと思うことがないように、やっておくべきことがあります。
体力づくり、ピアノや手遊びの復習、保育関連の情報を入手するなどです。
30代くらいで復職する場合、体力的につらいと思う人は少ないと思いますが、40代、50代から保育士として復職する場合、20代で働いていたときとは違い、体力的につらいと感じることが多くなります。
ジョギング、ウォーキングを行うなどトレーニングを行い、体を動かすことに慣れておきましょう。
保育士は園児に歌を聴かせることもありますし、ピアノも弾きます。
結婚して子育てをしてきた人は、長くピアノに触れていないこともあるので、園児の前で戸惑うことなくピアノを弾けるように、保育園で利用する定番曲の練習や、今保育園でよく利用されている曲を練習しておくといいでしょう。
手遊びなどもやってみると忘れていることがあるのでおさらい必須です。
また、保育の現場も昔と比較すると変わっている部分も多いため、現代の保育がどうなっているか確認します。
園児のご家庭との連絡もスマホが基本となっているところが多いですし、パソコンを扱うことも昔よりずっと多くなっているはずです。
食べ物のアレルギーに関しても対応が変化しているので、今の保育の現状を理解することも大切なこととなります。
保育士が復職する際の面接対策とは
復職する際の面接では、ブランクの理由、復職の理由を問われることが多いため、質問に答えられるように自分なりに考えをまとめておきましょう。
保育士としてどのような仕事をしてきたか、キャリアについても質問を受けることが多いので、職歴、業務歴をかき出し、頭に入れておくと面接の際に困ることもありません。
子育ての経験を持つ方は、保育士のキャリアや業務経験と共に、保護者として子育てをしてきた経験も含めてアピールポイントを考えるといいでしょう。
復職できる可能性が高いといわれる保育士ですが、復職の前には面接を含めて準備が必要です。