糖尿病を防ぐには
食事療法をする
生活習慣病として、糖尿病に罹患する人は年々増えているといわれています。
糖尿病を予防するためには、食事療法をすることは大変効果があるといいます。
食事療法のポイントは、栄養バランスのとれた食事を心がけることです。
肉やごはんだけでなく、野菜もしっかりと食べて各栄養素をバランスよく摂取できるような献立を考えるべきです。
そして腹8分目に抑えた食事をすることも重要です。
お腹いっぱいまで食事をするのではなく、もう少し食べようと思えば食べられるところで終わらせることが重要です。
腹8分目では満足できないという人もいるでしょう。
そこでいつもよりも良く食べ物を噛んで、ゆっくりと食事することを意識してみてください。
私たちの脳には満腹中枢があって、ここが刺激を受けると満腹と感じます。
満腹中枢が刺激を受けるには、一定の時間が必要です。
よく噛んで時間をかけることで、満腹中枢がより少ない食事量でも刺激を受けるので少ない食事でも満足できるわけです。
運動療法も重要
糖尿病を予防するためには、運動を生活の中に取り入れることも大変重要です。
糖尿病はそもそも高血糖の状態ですが、運動することで糖分をどんどん消費するので血糖値の低下効果が狙えます。
また運動をすることでダイエット効果も期待できます。
ダイエットをすると血中の中性脂肪や悪玉コレステロールのような動脈硬化のリスク要因を排除できます。
運動をして筋肉に刺激を与えることも、糖尿病予防効果があります。
筋肉細胞がインスリンに対する感受性が高まって、血糖のコントロールがしやすくなるためです。
運動の種類ですが、有酸素運動がおすすめです。
ジョギングやウォーキングといったもので、あまり運動負荷のかからないメニューを一定時間続けることです。
運動療法は糖尿病予防には効果があります。
しかし糖尿病以外の合併症を持っている人や高血圧症、心臓や肺に疾患の抱えている人は運動療法がかえってマイナスになる可能性もあります。
主治医の指導に従って、できる範囲で運動をしていきましょう。
ストレス対策も重要
糖尿病の症状は、ストレスを過剰に溜めている状態だとどんどん進行する恐れがあります。
糖尿病予防するためには、ストレスをいかに溜めこまないようにするかも重要です。
しかし仕事へのプレッシャーや周辺の人間関係など、現代社会でストレスを全く受けないような生活をするのは難しいです。
そこでストレスを定期的に解消する方法を身に着けておくべきです。
たとえば、1週間のうち何時間か自分の趣味に没頭できる時間を確保しましょう。
そうすれば趣味をしている時間は楽しいでしょうから、ストレスの発散効果が期待できます。
またいやなことや無理なことを言われたときに、それを背負ってしまうとストレスがたまります。
そこで時にはノーといえる勇気を持つことも大事です。