学童保育指導員
小学生以下の児童が対象
学童保育指導員とは、主に小学生以上の子供が利用する学童保育の場所で、子供の面倒を見たり指導を行う仕事のことを言います。
子供が小さいうちは保育園に通いますが、小学校に上がってからは、学校が終わってから子供の保育をする場所がなく、それを担っているのが学童保育。
最近では、児童クラブや学童クラブ、児童ホームといった呼び方をする場合もありますね。
指導員は、そこで先生的な役割をする人のことになります。
学童保育指導員の仕事内容は、まず子供が小学校から学童に来るまでの間は、事務作業を行ったりおやつの買い出しを行ったり、イベントの準備をします。
そして子供たちが学童保育にやってくると、おやつの準備、連絡帳のチェック、子供との遊び、けんかの仲裁などを行いながら、夕方まで一緒に過ごします。
学童保育の場所によっても異なりますので、その仕事内容は一概にはいえません。
小規模な場所で指導員がひとりの場合は、基本的に事務作業や電話番が多くなりますし、指導員が多いところでは、一人がデスクワークしながら電話番、その他は子供たちと遊ぶ・・・といったところもあります。
このあたりは、学童保育の規模によっても、カラーによっても変わってくるところでしょう。
労働環境について
勤務環境は、土日休みの平日9時頃から19時頃あたりまでの勤務が多く、規則正しい勤務となる仕事です。
夏季や冬季などの長期休暇の際も学童保育は平日あいていることが多いので、その時期にももちろん勤務があります。
小学生ともなると自我がはっきりしてきますし、遊ぶのも体力勝負といった大変さがある一方で、子供たちの「第二の家」となる責任ややりがいも大きな仕事といえます。
求められる資質や適性といえば、まずは子供が好きで、体力があること。
そして、子供たちを広い視点で見ることができる冷静さも必要になります。
では、そんな学童保育指導員になるには、どんな道をたどれば良いのでしょうか。
まず、必要な資格ですが、現在のところ学童保育指導員になるために必須の資格というものはありません。
ですが、保育士や幼稚園教諭・小学校教諭・児童指導員などの資格や経験が重視される場合が多く、無資格の場合は、子育てをした経験や子供に関わるボランティアをした経験があることを最低限の条件としているところが多いのが現状です。
ですので、もしも子育て経験やボランティア経験がないなら、上記の資格を取得してからチャレンジするのが近道といえるでしょう。