医療保育専門士の仕事内容と取得方法
医療保育専門士とはどんな資格なのか
看護師や保育士など、様々な資格がある中で新しい資格も誕生しています。
新しくできた資格の中で今注目されているのが、医療保育専門士という資格です。
医療保育専門士になるためにどのようなことが必要なのか、また資格試験の事や、働き方など、興味を持っている方も多いでしょう。
医療保育専門士の資格について知識を持ちましょう。
医療保育は通常の保育とは違うの?
医療保育という言葉を聞いたことがあるという人もいると思いますが、医療保育とは、「医療を必要としている子供、また家族に対し日常生活が向上する」ことを目的にした保育です。
健康な子供とは違い、医療を必要としているお子さんは、生活も異なり、保育サポートにも専門知識が必要なことがあります。
保育士が医療と係る医療保育について、保育士の専門知識と医療保育に関する知識を持った人材を認定する資格が、医療保育専門士です。
研修制度などを使い、一定の水準の知識が必要となります。
医療保育専門士の資格と仕事とは?
医療を必要とする子供とご家族のクオリティオブライフが向上することを目的とした知識を持つ資格者、それが医療保育専門士です。
日本医療保育学会認定資格として、5年前に資格認定制度が発足し、以後、多くの方が取得し活躍しています。
医療保育専門士になるためには、医療保育士として1年以上の実務経験を積み、日本医療保育学会に所属しながら講習を受け、論文審査に合格することが必要です。
資格を取得すると様々な場所での活躍が期待されます。
病院に入院している子供の院内保育では、子供たちにとって治療の時間ではなく、楽しい保育の時間です。
ご家族から離れ寂しい日々を過ごす子供も少なくありません。
そんな子供たちとご家族の気持ちと、医療現場といいう特殊な場所を考慮し、お子さんとご家族の生活の質が少しでも高くなるよう、仕事に励むことが必要です。
医療保育専門士になるための試験とは
医療保育専門士になるためには、日本の保育士資格を取得しなければなりません。
また、病院など医療機関や障害児入所施設で1年以上の勤務経験、さらに日本医療保育学会の会員となる必要があります。
その上で、医療保育、対象となる子供たち、ご家族の理解を深めるための学習、さらには医療保育独自の基礎学習などを身につける28時間の講習が必須です。
検収は5日間にわたり行われ、合計9通のレポートを作成、さらには口頭試験も行われます。
医療機関や障害児施設など、健常児とは違う生活を送る子供たちとそのご家族を支える仕事となるため、必要知識が多いのです。
専門的知識を医療と保育に関する高い意識を持ち、医療保育専門士を目指す必要があります。