母子生活支援施設での仕事
母子生活支援施設で働くのは主に保育士となっています。
このほかにも、栄養管理をするスタッフや必要に応じて医師や看護師用務員などが配置されることになっています。
保育士の役割が最も大きい
母子生活支援施設では、なんらかの事情で父親が不在の母子家庭として生活をする方々が入所して生活をすることになります。
それぞれの家庭で、お母さんと子どもが一つの空間で生活をすることができるようになっており、家事などについても、それぞれの部屋で行う事になります。
保育士はお母さんが働いている場合にその間、子供の生活面でのフォローをしたり育児についてお母さんからの相談に応じたりというのがメインの仕事になります。
もちろんお母さんに対する支援を行っていきますので、就労を行うための支援やその他様々な分野においてサポートを行っていきます。
近年では母子家庭がどんどん増えている状態となっており、こうした施設で働くスタッフは不足している状態ですので、需要は高いといえるでしょう。
働く保育士の就職先について
上記のようにメインとして保育士が働くことになりますが、主には行政が運営している施設や公的な施設などが就職先となります。
公務員と似たような扱いになり、保育園などで働く場合とは大きな違いがあります。
母子家庭の方々をしっかりとサポートしていくための知識を持っていなければならず責任感が求められる仕事になっています。
また、支援員として働くのは保育士だけではなく、社会福祉士や精神保健福祉士などもあり、こういった資格をお持ちの方は重宝されるでしょう。
必要に応じて法的な手続きやその他各種機関における手続などをサポートすることもあり、こういった部分における知識も必要になってきます。
親の代わりとしての業務も含まれる。
この施設で働く場合にはサポートをするといった部分での仕事だけではなく、親の代わりとして動かなければならない時もあります。
たとえば学校や保育園に行っているお子さんに対して、臨時で送迎などが必要になった時、その他には各種指導や生活指導などを行う必要も出てきます。
対象となる子供は0歳から18歳までと幅が広いため、それだけ多くの知識が必要になってくるでしょう。
シングルマザーとして生きていくお母さんには様々な苦悩があります。
そういった部分でお母さんの精神的なケアをしてあげる事も大切になります。
時には厳しく指導を行う必要も出てくるでしょう。
メリハリをつけた生活やお母さんがしっかりと自立できるように力強いサポートをしていく立場になります。
また、当然ですがなにかトラブルが起きた時などには迅速な対応が求められることも把握しておかなければなりません。
様々な事情によって入手してくる方がいますので、そういった事情に対し臨機応変にサポートをしていく必要があるでしょう。