介護事務ってどんな資格?
介護施設の需要が高まる中で注目の介護事務
超高齢化社会に突入している日本において、介護系の資格、仕事については需要が間に合っていない状態です。
これから先、介護系の仕事はさらに多くなることが予想され、資格者の増加、また施設の増加が必須といわれています。
そんな中で、介護に関する事務系の資格「介護事務」が注目されているのです。
介護事務というのは介護施設内で事務処理の仕事をするもので、介護保険の知識など専門的知識を持っている方がより雇用されやすくなります。
介護事務はどんな仕事?
どのような施設で仕事をするかによって業務内容が違いますが、主となる仕事は介護報酬請求業務です。
医療報酬と同じように介護報酬に関しても専門的な知識が必要となります。
病院では医療報酬に関しての請求業務をレセプト作成などといいますが、介護報酬も同じようにレセプト作成と呼び、介護事務の主となる仕事です。
この介護報酬請求は厚生労働省の介護保険制度に基づき行われます。
介護保険制度に関しては3年毎、法律改正があるため常に新しい法律について学び情報をもち仕事をすることが求められるのです。
介護事務を持っている利点とは
介護事務の資格を持っていると、介護系の就職に有利になるといわれています。
介護事務の仕事は正社員、パート、派遣などの様々な雇用があるので、自分の状況や家庭環境に応じて仕事を探すことができるということも利点でしょう。
求人も週に1回から2回等の日程で業務出来るところもありますし、1日4時間から6時間程度の時間で働くなど働き方を調整しやすいところも魅力です。
旦那さんの転勤などで引っ越すことになっても、介護の仕事は全国各地にあるのでどこでも就職を求めることができるという点もメリットとなります。
介護事務の資格取得
介護事務と一口に言っても沢山の資格があります。
技能認定振興協会が行う介護事務管理士、こちらは奇数月の第4土曜日、年に6回試験が行われています。
日本医療教育財団のケアクラークの資格は偶数月、こちらも年6回の試験です。
介護報酬請求事務技能検定は日本医療事務協会が行うもので、偶数月の第3日曜日、年6回の実施となります。
介護事務実務士は医療福祉情報実務能力協会実施の試験でこちらは協会指定校における団体受験のみとなるので、試験日程等に関しては非公開です。
どの試験に関しても合格基準はだいたい60点から70点以上の得点が合格ラインとなっています。
対策に関してはスクールで講座があるので、それを利用ししっかり勉強していくことで合格が見えてくるでしょう。
スクールは複数あるので、まずはどの資格を取得するかを決めてからスクールの資料を取り寄せ、自分に合ったところを選ぶことが必要です。