森林インストラクターってどんな資格？

森林インストラクターは森林案内の専門家

トレッキングなどが流行していますが、森林の中をのんびり歩いたり、散策するのは気持ちがいいものです。
森林を散策する時、森の仕組みや森林を安全に歩く注意点などを理解していればもっと楽しくなります。

森林について深い知識を持ち、森林を案内する専門家が森林インストラクターです。
しかしこの資格を持っていても役に立つのか？なんて思う方もいるでしょう。
興味のある方は森林インストラクターの仕事内容や仕事に活かす方法、資格取得手段など知識を持つといいでしょう。

森林インストラクターとは何か

森の案内人や野外活動の指導者ともいわれる森林インストラクターは、森林を利用する人たちに林業のこと、森林のことなど適切な知識を指導してくれます。
この資格は一般社団法人 全国森林レクリエーション協会認定の資格です。

アウトドアを楽しんだり、近頃は一人キャンプなども楽しまれています。
ただ自然を楽しむには安全対策や自然を壊さない知識なども持っておくべきです。
森林インストラクターになることで、森林の事に詳しくなり、森林の中で遊ぶ知識なども養うことができます。

森林インストラクターの活躍の場

森林インストラクター専門で働くということはほぼありません。
他の仕事に活かすことができる資格といえますし、時に自治体から子供たちの森林教育の指導に呼ばれたりすることがあります。
なぜ自治体などから要請がかかるのかというと、子どもたちへの自然への理解に活用できる資格として教育委員会などに紹介があるからです。

ボランティア団体や環境保護団体の中で活動することもあり、地球環境に貢献していることを強く実感できる活動ともなります。
子供たちが森林への知識を持ってくれるように、楽しくバードウォッチングの仕方を指導したり、林間学校などでも活躍できます。
もちろん大人が森林の中に入る時に、森林を案内するということもあるでしょう。

こうした依頼によって仕事する場合、一般的に日給1万となっているので他の仕事をしながら休日に森林アドバイザーとして活躍し単発的に報酬をもらうという人もいます。
自分が好きな自然のことについて、自分知識や資格を活かせるというのはとてもいい活動になるでしょう。

森林インストラクターの資格を取るには

森林インストラクターの資格は一次試験となる筆記試験と二次試験の実技、面接に合格する必要があります。
試験は一般社団法人 全国森林レクリレーション協会において開催されているため、申し込みを行って受けることが必要です。

筆記試験は森林、林業、安全及び教育、森林内の野外活動という4科目から構成され、それぞれで6割以上の正解で合格できます。
1度合格している科目は5年間、試験時に免除です。
ただし、この試験は出題範囲がとても広く、合格率を見ると例年2割程度と決して簡単ではありません。

二次試験の実技は面接官の前で鳥類、樹木の枝葉の絵、ロープのような素材を選び模擬演技を行うというものです。
この森林インストラクターの試験の問題集や解答例についても全国森林レクリエーション協会が出版しています。

試験は例年毎年1階、札幌市、せんだいし、東京都などの主要都市で行われています。
詳しい日程については協会のホームページを確認しましょう。