乳児院での仕事
乳児院では主に保育士がメインとなって毎日活躍をしてきます。
わかりやすく説明すると、乳児院での仕事というのは事情によって預けられた赤ちゃんにとってお母さんと同じような役割を果たしていく立場になります。
乳児院でどんなところ?
乳児院というのは保護者によって虐待を受けてしまったというケースや、その他にも経済的な事情などで親と一緒に暮らすことができなくなってしまった1歳未満の乳児を養育していく場所になっています。
赤ちゃんが1歳になるまでお母さんの代わりとなって、赤ちゃんの世話をしていくことが必要となっており、保育士としてしっかりとした知識を持っていなければなりません。
乳児には保育士の設置が義務付けられていて、これは児童福祉法で決められているものとなります。
近年ではドラマでもこのような施設が取り上げられることもあり、乳児院に預けられる幼児のケアをしていくためには親身になって接していく必要があります。
具体的な仕事内容について
乳児院では前述の通り母親に代わって赤ちゃんを育てるというのが主な仕事になります。
乳児はお母さんが赤ちゃんを連れてきて迎えに来るという保育園と違い、24時間体制で完全に赤ちゃんを育てていくといった体制がとられています。
乳児一人ひとりで性格も違い、様々な個性があるため、こういった個性をしっかりとハ 把握しながら接していかなくてはなりません。
生活のリズムをつくっていくためにも時間をしっかりと決めて朝起きるところから1日が始まります。
ミルクをあげるのはもちろん、離乳食に関してや、オムツの交換、お風呂に入れるなど全てを行います。
もちろん赤ちゃんの月齢によってて遊ばせ方なども変わってきますので、こういった部分を一人一人に対して行っていく仕事です。
まだ乳児院では乳児を取り巻く環境に関してもしっかりとケアをしていく必要があります。
万が一にでも行きされた乳児を預かる場合には、戸籍関係における手続を代理で行う必要があり、事件性に関して警察と連絡を取ったりすることもあるでしょう。
この他必要であれば里親を探し、調整を取っていくというのも仕事の一つになります。
短時間での勤務は難しい
乳児院で働くことを考えた場合には、短時間での勤務というのは難しいと言えます。
やはり24時間常に子どもの対応ができる状態で世話をしていくことになりますから、少なくとも、二交代制で働いていくことを考えていた方が良いでしょう。
土日や祝日、年末年始などでも休みはなく世間の大型連休や休日は一切関係なく働いていくことになります。
それぞれの施設でスタッフの数は不足しているケースがほとんどなため、今後の求人は増える見込みとなっており、有資格者が求められています。